福岡点字図書館 ちくしだより 2026年2月号-287号

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ちくしだより 287号
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ちくしだより




第287号
2026.2

(発行)福岡点字図書館(開館時間8:30~17:00)
〒816-0804 福岡県春日市原町3-1-7 クローバープラザ3F
Tel 092-584-3590 Fax 092-584-1101
Eメールtenji.cloverplaza@gmail.com
ホームページアドレスhttps://fukuten-hp.normanet.ne.jp/

 
 
共生といえば?
 館長 夏秋圭助
 まさに選挙に大慌てしている中、この巻頭言が届くのも投票後となるだろうと、思うままに書き進めています。一方で、タイトルに共生という言葉をあげること自体、私には恐れ多く、この文章が恩師や知人の目に触れるのではないかと心配しています。
 共生という言葉は福祉の重要な思想であり、繰り返し様々な学会のテーマになり、多くの本が出版され、政府の政策にも頻出する言葉です。非常に身近で、しかし難解で、ゆえに私のような人間には触れがたいテーマなのです。
 かつての選挙では各候補者の公報に共生の言葉が並びました。しかし、今回の選挙で「共生」を掲げる候補者はほとんど見当たりません。うって変わって争点は「外国人」であり、「日本人」との線引きが争点となっています。
 同様に、「多様性」も今回の選挙ではほとんど登場しません。この言葉も難解で、多様性を受け入れたくないという個別性はアンチ多様性なのか。それは多様性という一色で塗り替えようとする矛盾ではないのか。などの素朴な疑問も残ります。
 そして、難解なまま流行し、多文化共生などの多様な文脈に用いられ、その反動が生じているように感じます。
 日本における「外国人」をめぐる議論が、さながら里山に外来種が放流されたかのような恐怖として受け取られ、地域独自の生態系や暮らしが塗り替えられてしまうのではないか、という不安が広がっているようにも感じます。
 理解が追いつかないまま流行のように拡大し、今では「何やら怪しい言葉」となってしまったのではないでしょうか。
 もちろん、共生という言葉は、福祉思想における文脈では重要なものです。科学的な整理を経て、地域共生社会という政策になっているのだと思います。ただ、私は共生を深く学んだ人間ではなく、ろくに調べもせず書き綴っていますが、主観的にはもっとミクロな概念であるように感じています。
 共生よりも少しだけわかりやすい言葉として、共感という言葉があります。広辞苑では「他人の体験する感情や心的状態、あるいは人の主張などを、自分も全く同じように感じたり理解したりすること。」とあります。
 地域のまつり、行事、交流などを通し、共感を積み重ねてこそ、体験的な相互理解が深まり、共生があるように思います。
 さて、体験的な相互理解という言葉を使いましたが、今回の「福点まつり」は、まさに体験型。いっしょに遊んで、共感したいと思って企画しました。
 重さで遊ぶ「グラマ」、コンパクトな将棋「5五将棋」、重力付き四目並べ「CONNECT4」、ほかにも皆さんに頼んでかき集めた遊びが盛りだくさん。もちろん、見えなくても遊べるものばかりです。(人数が少なければ成立しないゲームも・・・。)
 ぜひ一緒に遊んで仲良くなれる1日を、福点まつりにお集まりください。
 
 
 ご挨拶
 退職のご挨拶
 太宰府市三条にあった図書館からスタートした約43年の勤務を終えることになりました。そのほとんどは点訳書製作の担当でしたが、点字に関われたことを幸せに思っています。点字を通して様々なことを学び、様々な方々と関わることができ、充実した日々でした。約43年・・・と、歳月のフルマラソンを走り抜けたような心境で、余力は残っていませんがやり切った満足感があります。利用者の皆様、ボランティアの皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 本田
 
 
 着任のご挨拶
 初めまして。1月に入職いたしました、堀と申します。
 前職では、医療機関でソーシャルワーカーとして働いたほか、大学に勤務し、ソーシャルワーカーを目指す学生の実習をサポートする業務に携わっていました。
 今までとは全く異なる福岡点字図書館での仕事は、学ぶことばかりですが、1日も早く業務に慣れるよう精進してまいります。
 点字についても現在勉強中で、皆さまに教えていただくことや至らない点も多いかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 

 
 
 
 
 
 
 
   2月・3月・4月の休館日   
 【2月】
 1日(日) 2日(月) 8日(日) 9日(月) 11日(水)
 16日(月) 22日(日)~24日(火)
 【3月】
 1日(日) 2日(月) 8日(日) 9日(月) 15日(日)
 16日(月) 20日(金) 22日(日) 23日(月) 29日(日) 30日(月)
 【館内整理特別休館】
 5日(木)~7日(土)
 【4月】
 5日(日) 6日(月) 12日(日) 13日(月) 19日(日)
 20日(月) 26日(日) 27日(月) 29日(水) 
 
 
お知らせ
◆2025“福点まつり”◆
 今年は、情報機器用具と、みんなで楽しめるゲームなどを準備しています。
 遊びかたを知って触って体験されてください。待ち時間はみんなでおしゃべりをしたいので、時間にゆとりをもっておいでいただけると嬉しいです。
 皆様のお越しをお待ちしております。
 【日時】令和8年2月15日(日)10:00~15:00
 【会場】福岡点字図書館
 【協力】メガネのヨネザワ
 【内容】・情報処理機器、視覚補助具の紹介・展示
 ・多様な拡大読書機(携帯型、据え置き型)の紹介
 ・日本点字図書館わくわく用具ショップ商品等の紹介
 ・点字体験、ゲーム体験 等
 
 
◆第130回日本眼科学会総会市民公開講座◆
 テーマ:「見る」を支える。
 日時:4月12日(日) 14:00~15:30(開場13:30)
 会場:ONE FUKUOKA CONFERENCE HALL
 6F Terrace Hall(福岡市地下鉄空港線「天神」駅直結)
 演者:浦田理恵「一歩踏み出す勇気~自分が変われば世界が変わる~」
 タキザワ ケイタ「リードユーザーと『共につくる』
 インクルーシブデザインで拓く、視覚障害の未来」
 村上祐介「網膜の難病に対するあたらしい治療」
 参加費:無料
 事前申し込み:なし(直接会場へお越しください)
 お問い合わせ:株式会社コングレ内 第130回日本眼科学会総会市民公開講座係
 E-mail :jos2026-reg@congre.co.jp
 
 
 
◆休館日が変更になります◆
 3月より休館日が、毎週日・月曜日、祝日(月曜日と重なった場合、振替休館あり)となります。
 皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご了承のほどよろしくお願い致します。
 
 
◆館内整理のため休館します◆
 3月5日(木)~7日(土)の3日間、館内整理のため休館致します。
 貸し出しの受付や購買の対応等、業務は全て休みとなります。
 利用者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願い致します。
 
 
◆差し上げます◆
 ご希望の方は2月末日迄にご連絡ください。希望者が多い場合は抽選となり、発送をもって当選発表にかえさせていただきます。
〈点字〉
「ふれあい らしんばん 第107号」 内閣府 1冊
「自由民主 第119号」 自由民主党 1冊
 
〈録音〉
「明日(あす)への声 第107号」 内閣府 CD30分
 
 
 
 
 
 図書紹介
 ※貸出期間は2週間です。新刊は貸出希望が集中しますので、早めのご返却をお願いします。
点字図書
書名 書名 冊数
となりの小さいおじさん ―大切なことのほぼ 9割は手のひらサイズに教わった― 瀬知(せち)洋司(ひろし)
 
 3
 
(点訳)福岡点字図書館
 次元をまたぐ“小さいおじさん”の語る、世のしくみのなんとすばらしいことでしょう!都市伝説でも、ファンタジーでもない。すべてがリアルな実話です。あなたのとなりにも小さいおじさんがいます。(帯より)
「まさか」の人生 読売新聞社会部「あれから」取材班  3
(点訳)福岡点字図書館
 現在も続いている読売新聞連載企画「あれから」。想定外の「まさか」に直面し、長い年月を経た末に発せられる言葉や思い。知られざる軌跡と人間ドラマを描く人気連載からの20話。あの当事者たちは、その後の人生をどう歩んでいったのかを描き出しています。
魔窟(まくつ) ―知られざる「日大帝国」興亡の歴史― 森 功(いさお)  6
(点訳)福岡点字図書館
 大宅賞作家が「日本一のマンモス私大」の「権力と闇」に光を当てた。アメフト部薬物事件、重量挙部、陸上部、スケート部の金銭不祥事など、続出する問題に対し、迷走する「林真理子体制」。裏切られた改革とは。(帯より)
ゾルゲ事件80年目の真実 名越(なごし)健郎(けんろう)  4
(点訳)福岡点字図書館
 機密解除資料が語る。史上最高のスパイの闇、日本政府の中枢に食い込みセレブ女性を次々に愛人とし、極秘情報をソ連に送る― 昭和の謎がいま明かされる。(帯より)
ビタミンが大切な本当の理由 安田聖栄(せいえい)  4
(点訳)福岡点字図書館
 知っているようで知らない、身近でありながらわかりづらい、そんなビタミン全13種の作用を、最先端情報も交えてわかりやすく解説しています。本書を読了後には、食事や食材選びが変わるかもしれない、そんな一冊です。
栄養整形外科医の一生折れない骨を
 つくる「強骨(きょうこつ)みそ汁」
大友通明(みちあき)
 
 2
 
(点訳)福岡点字図書館
 70歳からは突然の骨折「骨卒中」(こつそっちゅう)が命取りに。骨に良い食材がまるごと摂れる「強骨みそ汁」の作り方を、骨と筋肉に関係が深い栄養素の説明とともに紹介。併せて「骨卒中」を防ぐ運動のヒントも。
何かがおかしい ―「がん急増」の謎― 森田洋之  3
(点訳)福岡点字図書館
 「医療は人生の主役ではない」無意味な医療を政府・霞が関・医療界がわれわれ国民に勧め続けるのはなぜなのか?地域医療で奮闘する在野の医師が、いま
この国で増え続ける「謎の突然死」の実態と原因を豊富なデータから追究し、「医療ムラ」の不条理を告発する!(帯より)
推し短歌入門 榊原 紘(ひろ)  4
(点訳)福岡点字図書館
 「推し短歌」とは「推しへの気持ちをフックに、作った短歌」のことです。
オタクだけではなく、初めて短歌を作る全ての人におすすめの、ゲームのように難易度別でじっくり短歌を学べる、体験型の本です。ゆにここカルチャースクールの講座「推しと短歌」をもとに書籍化。
うみねこ館の四姉妹(2)
 海辺ではじまるカフェと恋
折原みと 作
 
 2
 
(点訳)福岡点字図書館
 ベストセラー作家、折原みとが絵まで手掛ける、横須賀市が舞台のシリーズ第2弾。児童文庫の「ポプラキミノベル」シリーズの一冊ですが、大人の皆さんも改めて前向きに素直になれる内容です。あらすじは、両親を事故で亡くした四姉妹が、夢を引き継ぎ、自宅でカフェを開くと決めたのですが、主人公の三女、中一の早川未来莉(みくり)と家族や、友人との心情の変化を楽しんで下さい。
彗星を追うヴァンパイア 河野 裕(ゆたか)  5
(点訳)福岡点字図書館
 17世紀、イングランド。王位継承を巡る反乱が勃発し、戦場へ。窮地に陥った彼の命を救ったのは、人知を超えた力を操る男(ヴァンパイア)だった。
未知を愛した青年、人間を信じた怪物。ふたりの出会いが、人類の“科学”と
“戦争”の歴史を動かす。
ジンプリチシムス 土井やつひ  2
(点訳)福岡点字図書館
 夏休み、僕が入り浸っていたカーくんの家にユーちゃんが遊びにきた。しかし、いかつい男がユーちゃんを連れ帰ってしまった。カーくんはその男を殺してやると言い、落とし穴を掘り始めて…。「穴」など11編を収録。
奇計の村 平野俊彦  5
(点訳)福岡点字図書館
 太平洋戦争末期、薬学専門学校の教授音川が、煙草畑の視察の為訪れた栃木の村で起こった奇怪な密室殺人事件やB29墜落事件などの謎を追う本格長編ミステリー。
どうせ世界は終わるけど 結城真一郎  5
(点訳)福岡点字図書館
 100年後に小惑星衝突!人類滅亡と未来なき世界で人々のささやかな勇気が少しずつ重なり合い世界に希望をともしていく。最注目作家がどうしても描きたかった、未来なき世界で“希望”を編む人々の物語。(帯より)
豊臣家族 ―歴史小説傑作選― 今村翔吾 他  4
(点訳)福岡点字図書館
 天賦の才と豪運のもと、一代で天下人まで上り詰めた無二の名将・豊臣秀吉。突如として公武双方の頂点に立った「豊臣家」の人々は、いかに生き、散ったか。六人の豪華作家陣による傑作アンソロジー。(カバーより)
星になっても 岩内章太郎(しょうたろう)  3
(点訳)福岡点字図書館
 「どうしてじいじは死んじゃったの?」息子の問いに、私はうまく答えることができなかった。大切な人を亡くしたとき、私たちはどうやって受け止めたらいいのか。哲学者の著者が、父の死をきっかけに、喪失と回復の道のりを優しく書き綴られたエッセイ。
パーティーが終わって、中年が始まる pha(ファファ)  2
(点訳)福岡点字図書館
 定職につかず、家族を持たず、不完全なまま逃げ切りたい―元「日本一有名なニート」がまさかの中年クライシス!?「すべてのものが移り変わってほしいと思っていた20代や30代の頃、怖いものは何もなかった。何も大切なものは
なくて、とにかく変化だけが欲しかった。この現状をぐちゃぐちゃにかき回してくれる何かをいつも求めていた。喪失感さえ娯楽のひとつとしか思っていなかった。」人生はすべてが一回切りの本番。世の中の仕組みがようやくわかってきた。(帯より)
みんな水の中 ―「発達障害」自助グループの
 文学研究者はどんな世界に棲んでいるか―
横道 誠
 
 5
 
(点訳)福岡点字図書館
 ぼくは水中にたゆたうひとつの神経系だ。何もかもがゆらめいていて。じっと浸透圧にたえて。ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如・多動症)を診断された大学教員のぼく。入り乱れる感情に翻弄され、昼夜問わず〈地獄行きのタイムマシン〉に乗せられる。救ってくれたのは、「文学」と「芸術」、
そして「仲間」だった。(帯より)
とるに足りない細部(さいぶ)
 
アダニーヤ・シブリー
山本 薫(かおる) 訳
 2
 
(点訳)福岡点字図書館
 1949年に起きたイスラエル軍によるベドウィン少女のレイプ殺人と、秘匿されてきたその事件の真実を追い求めるパレスチナ人女性。現代パレスチナ文学の旗手が描く、けたたましい沈黙と張り詰めた不在の物語。(帯より)
 
 
寄贈点字図書
電子レンジでミートクッキング2 すこやか食生活協会  1
 お肉の部位などについて3編、牛肉・豚肉を使った料理10品のレシピを紹介。カード1枚ごとに料理1品の材料と作り方を説明。点字・大活字併記。音声コード付き。
厚生労働省委託児童点字図書  ※日本(にっぽん)ライトハウス製作
書名 書名 冊数
中学生から知りたいパレスチナのこと 岡 真理 他  3
トウモロコシの歴史
 
マイケル・オーウェン・ジョーンズ
元村 まゆ 訳
 3
 
杉森くんを殺すには 長谷川まりる  2
鬼切(おにきり)の子(2) 異界に隠された少女 三國(みくに)月々子(つづこ)  2
さんごいろの雲 やえがし なおこ  1
妖怪コンビニ(4)
 妖怪クリスマス・パーティー(上)
令丈(れいじょう)ヒロ子
 
 2
 
妖怪コンビニ(5)
 妖怪クリスマス・パーティー(下)
令丈ヒロ子
 
 2
 
ふしぎでおかしな子どものせかい
 ―イギリス子どものうた―
スパイク・ミリガン 他
岩佐 敏子 訳
 1
 
このすばらしきスナーグの国

 
E.A.ワイク=スミス 原作
ヴェロニカ・コッサンテリ 作
野口絵美 訳
 4

 
 
 
その他の点字図書
「出会い、ふれあい、心の輪(令和7年度心の輪を広げる体験作文入賞作品集)」 内閣府 1冊
「令和6年度 障害者施策の概況(障害者白書)」 内閣府 1冊
 
 
 
録音図書
書名 書名 時間数
昭和の消えた仕事物語 澤宮 優 8:44
(音訳)福岡点字図書館
 昭和の時代を支えた昔ながらの商い、炭焼(すみやき)、三助(さんすけ)、行商…約120の職に就き生き抜いた放浪詩人高木護(たかきまもる)を軸に、消え行く仕事とドラマを描き出す。
ヌシ ―神か妖怪か― 伊藤龍平(りょうへい) 11:15
(音訳)福岡点字図書館
 ヌシとは長い間同じ所に棲み続けて、巨体になった生物のことです。日本各地に棲む龍、大蛇、蜘蛛など様々なヌシを取り上げ、伝承や文献などの資料をもとに人とヌシの関わりを描いています。
筒井順慶の(じゅんけい)悩める六月 中南(なかみなみ)元伸(もとのぶ) 7:14
(音訳)福岡点字図書館
 本能寺の変勃発。大和郡山城主の筒井順慶は、織田信長に臣従しながら明智
光秀とも懇意にしていた。信長の仇討ちに加勢するべきか、光秀に味方するべきか?日和見武将と呼ばれた男の11日間。(帯より)
一億年のテレスコープ 春暮(はるくれ)康一 15:09
(音訳)福岡点字図書館
 子供の頃から星空に魅了されてきた鮎沢望は(あゆさわのぞむ)高校の天文部で天体観測に夢中になり大学では電波天文学を専攻した。そして電波望遠鏡を実現すべくVLBIネットワークのアイデアを夢想する。それは友人との夢の共有で銀河文明の反映に貢献する道へとつながっていく。
Reライフ文学賞短編集3
 
「Reライフ文学賞短編集3」 発刊委員会 編 3:57
 
(音訳)福岡点字図書館
 株式会社文芸社主催、朝日新聞Reライフプロジェクト共催のコンテスト。「第三回Reライフ文学賞」短編部門入賞作29作品を収録。第二の人生に巻き起こる「家族の物語」。「家族」だからこそ揺さぶられてしまう感情に気づき、人間関係の難しさと素晴らしさに一喜一憂する。そんな人生後半戦を懸命に生きる人たちの奮闘記。
マチルダは小さな大天才
 
ロアルド・ダール
宮下嶺夫 訳
7:04
 
(音訳)福岡点字図書館
 マチルダは天才少女。三歳になる前に字が読めるようになり、四歳で、有名な文学作品も読みこなす。ところが両親ときたら、そんな娘を「かさぶた」あつかい。「物知らず」だの「ばか」だのと、どなりちらしてばかり。学校にあがると、そこには巨大な女校長がいて、生徒をぎゅうぎゅう痛めつけている。横暴で高圧的な大人たちに頭脳で立ち向かうマチルダの、痛快仕返し物語。
 
 
厚生労働省委託録音図書  ※日本点字図書館、日本ライトハウス製作
 書 
 名
書名
 
冊数
 
アメリカ大統領と大統領図書館 豊田(とよだ)恭子  9:34
 アメリカ大統領の任期中の記録を収蔵する大統領図書館。全米各地に現存する全13館を訪ね、それぞれの大統領たちの知られざる横顔とともに紹介する。
ふくらむ読書 岡崎武志  7:25
 山本周五郎著『青べか物語』、中里恒子著『歌枕』…。一冊一冊の本に隠されている小さな発見と大きな宇宙を、古書ライターの著者が綴る
臨済録 臨済義玄(ぎげん) 著、 入矢(いりや)義高 訳注 10:51
 臨済の言行を弟子慧然が記した『臨済録』は、「無事の人」に到達しようとする臨済のきびしい自己格闘の跡をまざまざと描き、語録中の王といわれている。長年にわたって、本書を愛読した訳者による待望の書。
(人と思想178)グロティウス 柳原正治(まさはる)  8:55
 「国際法の父」と称されるグロティウス。戦争発生の防止、戦争の連鎖の切断のための法的枠組みを作るという課題に取り組んだ彼の生涯と業績を紹介する。
(人と思想189)漢の武帝 永田英正(ひでまさ) 10:59
 漢の武帝は、中央集権体制を名実ともに確立するなど、古代中国において多くの足跡を残した。その業績をたどりながら、彼の思想とその根源を探る。
(人と思想192)アメリゴ=ヴェスプッチ 篠原愛人(あいと) 10:59
 15世紀フィレンツェに生まれ、初代のスペイン主席航海士となったアメリゴ=ヴェスプッチ。謎に満ちたその実像に迫る。
 
(人と思想199)柳田(やなぎた)國男 菅野(かんの)覚明(かくみょう) 15:23
 日本民俗学の創始者として知られる柳田國男。広大で奥の深い彼の思想世界は、どのような体系性を持つのか。柳田学の全貌を描いた評伝。
難民・移民のわたしたち
 ―これからの「共生」ガイド―
雨宮(あまみや)処凛(かりん)
 
 6:11
 
 難民・移民を知るための超入門書。彼らが日本にいる理由や、彼らの生活、その子どもたちが困っていること、日本の難民・移民政策などを紹介する。
知的障害のある生徒が料理を好きになるレシピ
 ―ひとりでできた!またやってみよう!―
安岡知美
 
5:55
 
 障害者の真の自立には食の自立が欠かせない。特別支援学校の家庭科教諭が、授業の工夫とともに、調理の技術に合わせた40あまりのレシピを紹介する。
歴史は化学が動かした
 ―人類史を大きく変えた12の素材―
齋藤勝裕
 
 8:22
 
 デンプン、金属など、人類の歴史に大きな影響を与えた12の素材に焦点を当て、歴史と化学の関連性を解説。人類が豊かさを獲得してきた過程をたどる。
食の選び方大全 あるとむ 著、 高城(たかじょう)嘉樹(よしき) 監修 10:57
 体は、選んだ食べ物でできている。調味料、野菜、生鮮食品など、自然食品店店長が、「おいしくて・安心で・体にいい」食品の見分け方を伝授する。
地下世界をめぐる冒険
 ―闇に隠された人類史―
ウィル・ハント
棚橋(たなはし)志行(しこう) 訳
11:33
 
 私たちはみな、心に洞窟を持っている-。ニューヨークの地下鉄、パリの地下納骨堂、カッパドキアの地下都市など、世界中の「光なき世界」を渉猟し、人類の歴史と闇への畏怖に思いを馳せたノンフィクション。
 
猫を救うのは誰か
 ―ペットビジネスの「奴隷」たち―
太田匡彦(まさひこ)
 
 9:41
 
 猫は蛍光灯を1日12時間以上あてると、年3回は産める-。「かわいい」の裏側でビジネスの「奴隷」となる犬や猫の凄惨な実態を、信念の取材が暴く。
くまさんのこだわりシネマ社会学 好井裕明  7:16
 日常生活を批判する力を鍛える営みとして「映画を読み解く社会学」を提案。映画の人間関係、やり取りなどが、どんな意味を持っているのかを解読する。
和のふるまい言葉事典
 ―所作まで身にしみる趣ある言い方―
柾木良子(りょうこ)
 
 5:44
 
 つまだつ、こいこがれる…。少し古風な日本人らしさを感じる言葉300語余りを厳選し、言葉にまつわるエピソードを添えて紹介する、大人のための語彙集。
10代からの文章レッスン
 ―みんなどうやって書いてるの?―
小沼(おぬま) 理(おさむ) 編著
 
 4:59
 
 身の回りの事や自分の気持ちを言葉でうまく表現するには。エッセイストや作家ら15人が、自分の経験や気持ちを書くためのコツや工夫、心構えを伝授する。
いのちの芽 ―詩集― 大江満雄 編  7:51
 全国8つのハンセン病療養所の入所者が参加した合同詩集。73人の227作品を略歴とともに掲載。三一書房1953年刊の復刊。
 
 
サ ピ エ 図 書 館
 *1月の利用ベスト100の中からいくつかをご紹介します。
 これらの図書は他館製作です。貸出を希望される方はご連絡下さい。
 図書館名のあとに ダウン とあるものは、サピエ図書館より点字・音声データがダウンロードできます。
点字図書
「一生成長する大人脳」 加藤俊徳(としのり) 2冊(福島にじ・ダウン)
「栄光のバックホーム」 中井由梨子 4冊(鹿児島視情セ・ダウン)
「マスカレード・ライフ」 東野圭吾 6冊(福井視情セ・ダウン)
「超怖い物件」 平山夢明(ゆめあき) 他 4冊 (旭川点図・ダウン)
「冬の運動会」 向田邦子 5冊(名古屋情文・ダウン)
「エゴマオイルで30歳若返る」 南雲(なぐも)吉則(よしのり) 2冊(神戸点図・ダウン)
「絵馬と脅迫状」 久坂部 羊 4冊(西宮視障・ダウン)
「赤毛のアン」 ルーシイ・モード・モンゴメリ著 曽野綾子訳 3冊 (高知声点・ダウン)
「哀しい予感」 吉本ばなな 2冊(神戸点図・ダウン)
「おいしいアンソロジー スープ ―心とからだに、しみてくる―」 阿川佐和子 他 3冊(香川福セ・ダウン)
 
 
録音図書
「老坂(おいさか)クリニック」 南 杏子(きょうこ) デイジー5時間47分(久留米中央図・ダウン)
「交通警察の夜」 東野圭吾 デイジー6時間58分(丹後視障・ダウン)
「成瀬(なるせ)は都を駆け抜ける」 宮島未奈(みな) デイジー6時間28分 (滋賀視障セ・ダウン)
「棟居(むねすえ)刑事の凶存(きょうそん)凶栄(きょうえい) 森村誠一 デイジー7時間15分(名古屋情文)
「人間標本」 湊 かなえ デイジー8時間38分(福岡市立点図・ダウン)
「下谷(したや)稲荷町(いなりちょう)自身(じしん)(ばん)日月抄(にちげつしょう) 2」 小杉健治 デイジー4時間25分 (富士市中央図)
「公務執行の罠」 前川 裕(ゆたか) デイジー8時間46分(青森視情セ・ダウン)
「こんな女房に誰がした?」 綾小路きみまろ デイジー4時間51分 (日赤北海道・ダウン)
「アフターブルー」 朝宮 夕(ゆう) デイジー7時間44分(山ラ情文)
「すごい足踏み ―1日3000歩歩きたいのに歩けない人のための―」 菊池 守(まもる) デイジー2時間26分(長崎視障セ・ダウン)
 
 
 
あとがき
 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 職員の入れ替わりに伴い、私の担当業務も変更となります。
 これまでの関わりや、支援内容を大切に引き継ぎ、自分なりにできることをひとつひとつ丁寧に取り組んでいこうと思っています。
 新しい体制のもと、不慣れな点も多くありますが、これまでと変わらぬよう精一杯努めてまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
 (N.Y.)